リアップの副作用は危険?その理由はここにあります!

ネット上では、発毛剤の副作用が危険といった事がささやかれ、
「命が大事か?毛が大事か?」けっこう大げさな文言をみかけることもありますが、実際にどのくらい危険なのでしょうか?
薄毛治療として改善効果が認められているミノキシジルとフィナステリド。日本では、これらが薄毛治療クリニックなどで治療薬として用いられています。
薄毛の改善が見込めるため、利用されているわけですから、ミノキシジルを有効成分とするリアップの副作用が危険だからといった理由だけで、せっかく改善できるかも知れない選択肢を放棄するのはもったいないですね!
目次
「リアップが危険」はマスコミ報道から始まった!
リアップは、誰でも購入できる大衆薬として1999年6月から発売されています。当初は、使用に注意が必要な人、または適さない人の周知が十分でなかったため、好ましくない症状を訴える方がいたようです。
9月26日新聞等の報道
「一般用医薬品の副作用と疑われる死亡例が、過去3年間に10例、厚生労働省に報告されていた。うち3例がミノキシジル製剤を使用していた方だった」
つまりリアップを使用していた方が、3人亡くなられていると報道されたことで、リアップは死亡例もあるから危険とされる理由です。
国は因果関係を認めていない!
今回報道されました3例は、1999年11月から12月に、ご家族や薬局様から当社へ連絡が入り当局に報告したもので、いずれの例も薬剤との因果関係は不明です。厚生労働省でも「副作用の可能性は低い」と正式にコメントされています。
しかし、厚生労働省はリアップの副作用で亡くなった可能性は低いと、判断しています。なぜか?
当時、リアップを使用されていた方は100万人以上。そのうちの3人が亡くなられているだけなので、確率的に100万分の3がリアップの副作用かといえば、他に要因があるのでは?とも考えられます。
とどのつまり、リアップとの関連性がよくわからないということですね。
米国で実施された追跡調査からリアップ危険説は終息!
「米国で実施された2万例に及ぶ市販後疫学調査(ミノキシジル製剤の使用者と未使用者を3年間追跡し、発症した疾患を比較調査したもの)の結果や、実際のミノキシジルの経皮吸収率などから判断し、心臓等の循環器系の副作用とリアップの関連性を疑うのは、むしろ難しいこと」
米国で実施された大規模な調査から、リアップと心臓等の循環器系の副作用の関連性は低いと公表されたことで、「リアップの危険説」の報道は減っていたようです。
間違ってはいけないのは、リアップで心臓にある程度の負担はかけるが、それが原因で疾患までには至らなかったということです。
注意喚起を周知してからは重篤な症例がない!
リアップの使用により、好ましくない症状を起こす可能性のある方は、医師や薬剤師に相談する。また、薬剤師との対面販売、パッケージに注意を記載するなどを徹底した結果、2000年初頭から重篤な症例は報告されていません。
つまり、使用上の注意を守っていれば、危険な副作用は極めてゼロに近いということです。
頭皮の炎症などの軽いものはありますが、副作用の心配がないと言われている育毛剤でも、頭皮に合わなければ炎症くらいは起こしますから、リアップに限ったものではないです。
ただし、ミノキシジルタブレットなどの服用タイプや、外用タイプであっても、高濃度の海外製は、これにあたりませんのでご注意を!
リアップの使用には注意が必要な人、主な副作用は下記です。
(1)今までに薬や化粧品などによりアレルギー症状(例えば、発疹、発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人。
(2)高血圧の人、低血圧の人。本剤は血圧に影響を及ぼす可能性が考えられます。
(3)心臓又は腎臓に障害のある人。
本剤は心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性が考えられます。
(4)むくみのある人。
むくみを増強させる可能性が考えられます。
(5)家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人。
壮年性脱毛症の発症には遺伝的要因が大きいと考えられます。
(6)高齢者(65歳以上)。
一般に高齢者では好ましくない症状が発現しやすくなります。
(7)次の診断を受けている人。甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)。甲状腺疾患による脱毛の可能性があります。
【リアップの副作用】
関係部位 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 頭皮の発疹・発赤*、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等 |
精神神経系 | 頭痛、気が遠くなる、めまい |
循環器 | 胸の痛み、心拍が速くなる |
代謝系 | 原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ |
引用元:大正製薬
薬は「用量・用法」を間違えれば何でも危険!
リアップの有効成分のミノキシジルは、もともと降圧剤の薬ですから、使用してはいけない人が使用すれば、危険が生じるのは当然です。
例えば、インフルエンザにかかった時に、タミフルが処方される場合が多いですが、その副作用がたびたび取り上げられています。
だからといって、インフルエンザ治療に効果が高いタミフルを敬遠される方が少ないのも事実。それが薄毛治療になると、めちゃくちゃ不安をあおり立てるのはおかしな話です。
本気で薄毛治療をされている方のほとんどは、ミノキシジルを選択肢の一つにされているので、選択から外すのは薄毛の改善を遠ざける可能性があります。
最後に!
リアップで薄毛が改善されている方がいるのも事実。効果があるかどうかは人それぞれで、試してみないとわからない。
私もリアップをやめた一人なので、勧めるわけではないですが、ただ間違った情報から副作用を心配して、「その選択肢を自分から放棄するのはもったいない!」そう考えているだけですが、よろしければ育毛剤選びの参考にして下さい!
【追記2018年1月】
その後、チャップアップを2年使用し、現在はイクオスで育毛中(1年)です。
それぞれの公式サイトはこちら チャップアップ(CHAP UP) イクオス(IQOS)
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