「ビオチン」が髪を太くする?ビタミンB7の育毛効果!

ビタミンB群の一種である「ビオチン」の育毛効果についての記事です。
ビタミンときけば、何となく髪に良いように思いますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
ビオチンが毛髪に与える効能は大きくわけて4つ。髪のトラブルを抱えているのなら不足は避けたい栄養素です。
また、ビオチンはビタミンB7、ビタミンHとも呼ばれる水溶性ビタミンですから、過剰に摂取しても体外へ排出されるので、育毛に励むのなら積極的に摂っておきたいですね。
ビオチンの効果!
ビオチンは新陳代謝を促したり、コラーゲンの生成に関わったりと健康な肌を保つためには欠かせない栄養素。
また、食事から体内に取り込んだ炭水化物 (糖質)や脂質、タンパク質をエネルギーに変える際にも、酵素の働きを助ける補酵素としての役割も担っています。
ビオチンの主な効果は下記です。
- 肌の新陳代謝を促進。
- コラーゲンの生成を行う。
- 血行促進効果。
- エネルギー代謝のサポート。
- 免疫機能を高める。
- 肌の炎症を抑える作用。
ビオチンの育毛効果!
ビオチンは、健康な髪を保つためには重要な栄養素。髪の成長を促したり抜け毛を防いだりといった事に働きますから、不足すればツヤやコシのない弱々しい髪になります。
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ビオチンは毛髪を丈夫にする。
毛髪の材料はアミノ酸、そのアミノ酸の代謝を促すはたらきがビオチンにはあるので、十分摂取できれば丈夫な毛髪を生成できます。
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ビオチンは毛髪を太くする。
毛髪の太さは、髪に含まれるコラーゲンによって影響します。コラーゲンの生成も促すビオチンですから、コシのある太い髪へ導きます。
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頭皮の血行を促す。
頭皮は血行が悪くなりがち、とくにおでこの生え際は血管の少ないところですから、栄養が行き渡りにくい場所。それが理由でM字ハゲの改善は難しいですが、ビオチンには血管を太くする効果があるので、育毛に良い効果をもたらします。
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頭皮の荒れを防ぐ。
ビオチンがもつ肌の炎症を抑える作用は、紫外線の影響で炎症などを起こしやすい頭皮を守ってくれます。
ビオチンが不足する原因!
腸内細菌によって様々な栄養素が生成されますが、ビオチンもその中の一つ。ですから、抗生物質を飲むなど何らかの影響で、腸内の細菌バランスが崩れたりすると、ビオチンの生成が阻害されてビオチン欠乏症となることもあります。
また、生の卵白に含まれている「アビジン」はビオチンとくっつく性質があり、ビオチンの吸収を阻害します。
ビオチンが大量に使われたり吸収されなかったりする行為は下記です。
- 不規則な生活
- 悪い食生活
- 多量の飲酒
- 喫煙
最後に!
ビオチンが毛髪に与える影響はたくさんあるので、薄毛や抜け毛の悩みを抱えているなら、まずは普段の食事からビオチンを積極的にとることが大切ですね。
ビオチンが欠乏すると、筋肉痛や疲労感、神経障害、不眠、結膜炎、食欲不振、味覚異常、血糖値上昇といった症状があらわれます。このような症状があって薄毛なら、ビオチンの欠乏を疑ったほうがいいのかも知れないですね。
ビオチンを多く含む食材は下記です。
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