頭皮が乾燥して敏感だと薄毛になりやすい!改善にはこの栄養素!

頭皮が乾燥していると、どうしても抜け毛が多くなりやすいですね。水分がないと、作物が育たないように髪も育ちにくくなり、薄毛率があがります。
さらに、乾燥肌はちょっとした刺激でも、炎症を起こす敏感な肌にもなりやすく、シャンプーや汗でも痒くなってしまう。
原因は紫外線であったり、乱れた生活習慣だったり様々ですが、頭皮の保湿を保つための栄養素が不足しても、乾燥肌になってしまいます。
髪が育つうるおいのある頭皮をとり戻すには、どの栄養素をとるのが効果的なのか、まとめてみました!
なぜ頭皮が乾燥するのか?
頭皮が乾燥するのは、角質層の水分が蒸発しやすい皮膚。もしくは、皮脂の分泌が少なくなっているため。
角質層のキメがあらくなり隙間だらけになると、角質層の水分が蒸発しやすくなってしまい、水分のないガサガサな頭皮になってしまう。
皮脂は外部からの侵入を防ぐバリア機能のはたらきもありますが、角質層の水分の蒸発を防ぐはたらきもあり、分泌が少なくなれば潤いを保てなくなります。
頭皮の乾燥を防ぐ栄養素!
もっとも大切なのはバランスのよい食事。あたり前のことですが、これがやはり基本ですね。栄養バランスが悪いと、せっかく乾燥に効果的な栄養素を摂取しても、最大限に発揮できないですから大切なことです。
頭皮の乾燥を防ぐには、セラミド、ビタミンA(レチノール、カロテン)、脂質などが有効。代謝促進を狙って、唐辛子やしょうがなどを積極的にとると効果的です。
また、頭皮の乾燥には血行や代謝を高めることが大切ですから、ウオーキングなどの有酸素運動をとり入れるとさらに効果的です。
セラミド
皮膚のうるおいに欠かせない働きをするのがセラミド。角質層の水分蒸発をふせぐ脂質成分の40~65%を占めているので、不足すると水分が逃げていきます。
セラミド不足は、皮脂などによって構成されるバリア機能もうまくいかなくなり、頭皮から汚れやバイ菌などが侵入しやすい状態に。
そうなると、かゆみが生じやすくなって掻いたりすれば、頭皮を傷つけ悪循環に。ちょっとした刺激でも反応してしまう敏感肌や頭皮の荒れが進みます。
しかし、このセラミドは30代から減るため、齢を重ねるにつれ肌のうるおいがなくなっていく一因。ですから、頭皮の乾燥を防ぐには食事で積極的に補う必要があります。
セラミドを多く含む食材
タンパク質
皮膚の角質細胞はタンパク質によって形成されているので、頭皮のバリア機能を向上させるには、良質なタンパク質が必要。
タンパク質が不足すると、角質細胞の生まれ変わりもうまくいかず、ターンオーバーが遅れてしまう。
ターンオーバーが乱れると、天然保湿因子であるNMFが正常に生成されなくなる。また、細胞間脂質(セラミドなど)の量も減ります。
そうなると、頭皮の水分保持力に影響がでます。
肉類はタンパク質が豊富ですが、血中コレステロールを高めてしまう飽和脂肪酸も多いため、取り過ぎには注意。髪や頭皮には植物性のものや魚類からとるほうが理想。
タンパク質を多く含む食材
ビタミンA(レチノール・カロテン)
新陳代謝を促すはたらきがあるビタミンAは、皮膚や粘膜のうるおいを保つ働きがあり、頭皮の乾燥を防ぐには必須のビタミン。
不足すると皮膚細胞がもろくなりキメのあらい肌になるので、角質層の水分がドンドン蒸発してしまう。ターンオーバーも遅れるため、保湿力のない古い角質がさらに頭皮を乾燥させ、様々なトラブルのもとになります。
脂溶性のビタミンAは、油と一緒にとることで体内に吸収されやすくなります。
ビタミンAを多く含む食材
脂質
細胞や血管をつくる働きもある脂質の不足は、肌のカサツキの原因に。
ビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンは、脂質と結びつくことで吸収力が向上し、体内で効果的に働きます。
そもそも脂質は体に必要な3大栄養素の一つですから、不足は肌の乾燥だけではなく、髪の成長にも影響がでます。
脂質を多く含む食材
最後に!
この他にも、頭皮の乾燥に関わる栄養素はたくさんありますが、主なものをあげてみました。
肉類は豊富なタンパク質を含んでいますが、食べ過ぎれば血液をドロドロにしてしまうので、育毛の観点からすれば青魚や植物性のタンパク質が合理的ですね。
頭皮が乾燥する原因についてはこちらでまとめています