カボチャの育毛効果!種から皮まで食べれば髪がフッサフサになる!?

カボチャは髪に良い成分がたっぷり!育毛の視点からすれば、捨てるところがないくらいカボチャ全体に、髪をフサフサにする成分が含まれています。
種は「カボチャ種エキス」として、育毛剤などにも有効成分として用いられているほど。どちらかといえば、育毛には種のほうが脚光を浴びていますが、果肉にも豊富な栄養素が含まれており、体を温める効果もあります。
そんなカボチャの育毛効果について考察してみました!
カボチャの種が悪玉DHTを抑制!
Wikipediaでも、カボチャの種は肝臓で脱毛ホルモンDHTの分解を助けると記載されていることから、AGA(男性型脱毛症)の抑止力があるようです。
DHTを抑えるそのメカニズムについてはハッキリしていないですが、カボチャの種にはポリフェノールの一種の「リグナン」と、「亜鉛」を含むミネラルが豊富なので、これらがDHTの生成を抑えるようです。
リグナンは女性ホルモンと似た作用があるので、女性ホルモンが優位になれば男性ホルモンの抑制につながります。
脱毛ホルモンDHTは還元酵素の働きにより、男性ホルモンが変化したホルモンなので、男性ホルモンが過剰に分泌されなければDHTも減り、脱毛をブロックできるという訳です。
もう1つの亜鉛は髪の合成にも働きますが、DHTに変換させてしまう還元酵素5αリダクターゼの働きを阻害します。男性ホルモンがDHTに変化しなければ脱毛が進まずに済みます。
カボチャの豊富な栄養素が髪を育てる!
種はどちらかといえば、脱毛をブロックするために働きますが、皮を含むカボチャの果肉は健康な髪を育みます。
育毛に効く栄養素は、主にベータカロテン・ビタミンC・ビタミンEなど、その効能は下記。
ベータカロテン
ベータカロテンは体内に取り込むと、必要な分だけビタミンAとして働く。ビタミンAは、正常な細胞分裂を促して頭皮の荒れを防ぎ、髪の成長を促します。
不足すると、頭皮が硬くなったり吹き出物ができたりするので重要な栄養素。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンを産み出すために不可欠な栄養素。皮膚や粘膜を強くして、毛が生えやすい柔軟な頭皮に。髪をつくる細胞同士の結びつきも強くします。
ビタミンE
酸化したLDL(悪玉コレステロール)を防ぐ働きがあり、血液をサラサラにして血管の保護や血行を促します。
中でも、カボチャに含まれるビタミンEの含有量は野菜の中でトップクラス。
ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄などや良質な食物繊維もバランスよく含まれており、丈夫な髪を育てるために必要な栄養素がカボチャには豊富です。
ちなみに脂溶性のビタミンAとビタミンEは、油と一緒に調理すると体内への吸収率が高くなります。
カボチャに含まれる栄養素!
カボチャ100gあたりのビタミン
含有量 | 一食あたりの目安 | |
---|---|---|
ビタミンA | 330μg | 221μg |
ビタミンE | 4.9mg | 2.2mg |
ビタミンB1 | 0.068mg | 0.32mg |
ビタミンB2 | 0.09mg | 0.36mg |
ナイアシン | 1.50mg | 3.48mg |
ビタミンB6 | 0.22mg | 0.35mg |
葉酸 | 42μg | 80μg |
パントテン酸 | 0.62mg | 1.5mg |
ビオチン | 1.70μg | 17μg |
ビタミンC | 43mg | 33mg |
カボチャ100gあたりのミネラル
含有量 | 一食あたりの目安 | |
---|---|---|
ナトリウム | 1mg | 1000mg |
カリウム | 450mg | 833mg |
カルシウム | 15mg | 221mg |
マグネシウム | 25mg | 91.8mg |
リン | 43mg | 381mg |
鉄 | 0.5mg | 3.49mg |
亜鉛 | 0.3mg | 3mg |
銅 | 0.07mg | 0.24mg |
マンガン | 0.13mg | 1.17mg |
セレン | 1μg | 8.3μg |
モリブデン | 5μg | 6.7μg |
最後に!
カボチャが食卓に並ぶ機会が多いのは、健康効果が高い栄養素を十分に含んでいるからなのでしょう。
風邪の予防にもなるカボチャですが、体を温める効果もあるので頭皮が冷えやすい冬場には、積極的に食べておきたい野菜ですね!
ちなみに、髪に良い食べ物トップ10はこちらで紹介しています。
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